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執筆者の写真森林セラピスト Masumi Lily K.

森歩き日記 Vol.47

更新日:7月27日



今回はちょっと真面目なお話し


私は森林セラピーガイドをしながら

「神奈川県自然公園指導員」というボランティア活動をしています


活動地域である丹沢大山と箱根エリアの中でも

西丹沢はアクセスも悪く

山小屋や登山者も少ないため

登山道の情報も少ない場所


結果

ユーザーが少ないことで

静かな環境で森林セラピーの活動が行える場所でもあります


ユーザーが少ないこと

それは登山道の荒廃にも繋がります


なので

自分が山を登るついでに

登山道の巡視を行い

危険箇所を報告する活動をしています


ボランティア活動ですが

研修への参加も義務付けらえています


先日

「丹沢大山再生への取り組みについて」という研修に参加してきました


普段

山を登っている時に見る

植生保護のためのフェンスや構造階段

それらの一つ一つに意味があることを改めて知ることができました


最初の写真は

先日私が登った加入道山で危うく道迷いをした場所

そのまま

まっすぐ降りてしまうと

ずり落ちるような斜面で登り返しが困難です


ここ数年の豪雨などで倒木も増えたことで

登山道も不明瞭になってきています


こんな荒れた登山道ですが

標高1000m近くから現れるブナ林帯は

とても優しい森で

その淡い緑の屋根の隙間から入ってくる日差しに照らせる苔と沢の光の反射


それは

今の私たちの生活からかけ離れた

原生の環境に近いような

私にとってはかけがえのない空間


それを感じた瞬間に

身にまとっているものを捨てて

自分も捨てて

沢水と森の空気に溶け込むような

そんな気持ちになれる場所です


ガイドとして

この自然環境に恩恵を受けているものとしては

少しでも

この場所を過度でもなく過小でもなく維持できるように

自然公園指導員として活動し続けていきたいと思います


2026年

水源林の保護を主に目的とした神奈川県民だけが徴収されている超過課税

個人県民税のうちの年間約880円が

自然再生計画の期間満了に伴い徴収が終了となる予定だそうです


変わりゆく自然

変わりゆく環境


それは

税を投じても

もやは補修・再生は追いつかない時代に来ているのかもしれません


だから

私は私が生きている間に

この自然の中に居られる時間を大切にしていきたいと思う


ただそれだけです


難しい

環境保護とかは正直わからない


私は私のために

この自然が死ぬまで

私の身近な環境であるように


年間880円は安いものだなって思う


#森林浴 #森林セラピー #神奈川








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