私が小学校の頃の国語の教科書に「チックとタック」というお話が載っていて
時計の話で
夜中におじさんが残したラーメンを食べに
短針と長針の兄弟がこっそりやってくる
と、いうストーリーだったと思う
「時」は
残りの時間を遡って換算する世代になってから
その大切さを自覚する
確か
チックとタックはおじさんが寝ている深夜の数時間しか活動できないという話だったと思う
50代の私が
仮にあと20年生きられたとして
それを長いと思うか短いと思うか
20年は人が生まれて成人になるまで
というと
とてもとても大切な時間だと思う
その逆で
これから少しずつ
成人から生まれた時に戻ってしまうかもしれない世代としては
今
この50代はやり残したことがないよう
1秒1秒を大切にしなければいけない世代
たわいない日常が
そして
昨日が
今日が
それに
明日が
幸せではない時間だと感じていたら
そんな時間を
無駄に生きるのはもったいない
色んなことがあったにせよ
後悔ばかりの人生だったとしても
その後悔に足止めされても
生きている限りは
一生十字架を背負って生きる必要はないと思う
そういう時代じゃない
私が山を登っているときに
もし
足を踏み外して
滑落して
そこで人生が終わってしまう
そんなことばかりを考えて
山を登っていてもしょうがない
足を踏み外してしまったのは
スキルの無さ
コンディションの悪さ
不注意
帯同者に恵まれなかったからかもしれない
だけど
それ以外の何物でもなく
起こってしまったことには
「因子」がないこともある
人生は後悔ばかり
あの時
「たられば」は
誰しもが一生経験するもの
私の「たられば」は
32年前
こんなにも自分のことばかりを考えていてくれて
自分の全てを注ぎ込んでくれて
寝ても覚めても私のことばかり考えてくれていて
幼さゆえに
そんな人を受け入れられず
でも
時を超えて
こんなポンコツな私のことを
その当時のまま
純粋な気持ちで
心配して探し続けてくれていた
だけど
今は4年間
大切な時間を共に過ごしてくれる人がいて
不器用ながら
この上ない愛情を注いでくれる事に
本当に感謝したい
時々
消えてしまいたいって思うことがあった
その人は
そんなことは知らないから
いつも朗らかな私だけを必要としてくれている
そう
こうして今
32年前も4年前も
そこにいた証として
あなたがあって
私がいる
その時
その場に一緒に居てくれた人達に感謝しなくちゃ
51年経って
私はそこそこ強くなって
これからも自立して生きていける人であり続けたい
私は
誰かに依存しなければ生きていけない人には
なりたくないとずっと思ってる
#森林セラピー #森林浴 #神奈川
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